概要
CREATE USER文を使用すると、データベース・ユーザー(データベースにログイン可能な
アカウント)を作成および構成でき、Oracle Databaseがそのユーザーによるアクセスを
許可する方法が確立されます。
1)簡単にユーザーを作成するケース
最低限の記述でユーザーを作成する方法です。
デフォルト表領域やデフォルトの一時表領域はあらかじめ決められたものが使用されます。
例
CREATE USER sidney
IDENTIFIED BY out_standing1;
構文
CREATE USER <ユーザー名>
IDENTIFIED BY <パスワード>;
2)一般的なユーザーを作成するケース
1)の設定に加えて以下を設定されます。
-デフォルト表領域
-使用する一時表領域、
-表領域でユーザーに割り当てられた領域
-使用するユーザープロファイル、
-ログイン状況
例
CREATE USER sidney
IDENTIFIED BY out_standing1
DEFAULT TABLESPACE example
QUOTA 10M ON example
TEMPORARY TABLESPACE temp
QUOTA 5M ON system
PROFILE app_user
PASSWORD EXPIRE;
構文
CREATE USER <ユーザー名>
IDENTIFIED BY <パスワード>
DEFAULT TABLESPACE <表領域名>
QUOTA <サイズ> ON <表領域名>
TEMPORARY TABLESPACE <一時表領域名>
QUOTA <サイズ> ON <表領域名>
PROFILE <プロフィル名>
PASSWORD <状態>;
3)CDB内の共通ユーザーを作成するケース
共通ユーザーを作成する場合、ユーザー名の前に「C##」
を加えます。
例
CREATE USER c##comm_user
IDENTIFIED BY comm_pwd
DEFAULT TABLESPACE example
QUOTA 20M ON example
TEMPORARY TABLESPACE temp_tbs;
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